横浜DF下平匠(26)は4日、今季最終戦となる6日東京戦(味スタ)に向けた横浜市内の練習をノースローで終えた。

 11月22日神戸戦(ノエスタ)の後半に右手甲を負傷。右第4中指骨骨折で、続く同29日新潟戦(日産ス)は欠場した。

 肩肘に問題はないようだが、手首までギプスで覆われ役目の1つのスローインが満足にできなかった。ただ、その後ギプスを小ぶりなものに変更。3日の練習では振りかぶって1球だけピッチに投げ入れている。これが故障後初の1球。必死で出場の可能性を探っている。

 現在は、そのまま試合に出場可能な柔らかいギプスをつけたまま準備を進めている。「残り1試合やし、もし何かあっても、オフに治す時間もあるから」。悲壮な決意で強行出場への意欲を示した。