鹿島DF岩政がDF内田に活を入れた。2日に新潟と対戦するが、内田は3月30日の横浜戦で両足をつるなど、過密日程の影響で疲労の色が濃い。それを受けて岩政は、1日の練習後、あえて厳しい言葉を口にした。

 岩政「(不調が)疲れが理由なら彼自信の責任。日程は理由ではない。コンディションよりメンタルの問題。うちは優勝チームだから若さとかいう理由は関係ない。そういうことを言っていたら優勝できない」。

 内田は06年のプロ1年目からレギュラーで活躍。昨年はU-20と1世代上のU-22でも戦い、今年はA代表も加わった。オフもほとんどなく、1月末から既に12試合を戦った。鈴木満取締役も「オーバートレーニング症候群になる心配もある」と、協会と話し合う姿勢も見せるほどだ。

 もちろん岩政の言葉は高い期待の裏返し。「コンディションが悪いならカバーはする。でも僕は状態が悪いとは思っていない」。岩政が「活」を入れたのも「あっぱれ」な内田を知るからこそだ。【広重竜太郎】