<練習試合:清水7-0静岡大>◇23日◇三保グラウンドほか◇45分×3本
清水は静岡大に7-0(45分×3本)で圧勝した。トップ組主体の1本目では、公式戦2戦連続先発中のFW原一樹(23)が開始12秒ゴールを決め2得点に絡む活躍。東京戦(26日、日本平)でのスタメンをアピールした。
スピードが売りの原らしい、鮮やかなアピール弾だった。開始からわずか12秒。左サイドでDF児玉のロングボールを受けると、DFをブロックしつつ思い切り左足を振り抜いた。電光石火の先制弾で勢いに乗ると、前半19分には相手DF裏へのロングボールに素早く追いつき2得点目を演出。2得点に絡む活躍に、長谷川監督は「全体的によかった」と笑顔。原も「少しはいいアピールができてるのかな」とはにかんだ。
ひたむきでがむしゃらなプレーの根底には、悔しさがある。昨季は5月9日のナビスコ杯大宮戦でプロデビューするも後半20分で途中交代。次の出場まで約半年を要した。「出られたって喜びもあって、がむしゃらさをセーブしながらやっていたかなと思う」。
サテライト生活で、出場できる喜びと責任をかみしめた。「出られずに必死こいてやっていた仲間が応援してくれている。そういう人の気持ちも背負ってやっている。同じ過ちは繰り返したくない」。駒大時代の恩師が言っていた「感動させるのは技術じゃなく気持ちだ」という言葉も身に染みた。ペースを気にせず、攻守でひたすらにボールを追い、ゴールとチャンスメークを意識した。「代わりはいる。根性っすよ」。全力で飛ばす姿勢は、チームに好ムードを生み、この日はゴールへとつなげた。
東京戦で36分以上出場すれば、A契約条件の450分出場をクリアする。それでも原は「時間は考えず、勝つことを考えてやりたい」と言い切った。リーグ戦初得点とリーグ戦ホーム初勝利へ、2年目の若武者FWがピッチ上をがむしゃらに駆け回る。【浜本卓也】



