J2C大阪のレビークルピ監督(55=ブラジル)が26日、J1昇格を逃せば辞任する意向を示した。「1つだけ言えることは来年、もしJ2なら私はここにいないということ」と明言した。現在は2位山形との勝ち点は6差の6位とJ1復帰へ状況は厳しい。だが、クラブ内ではMF香川を日本代表へ育て上げた手腕を高く評価する声が強く、来季J1、J2にかかわらず、同監督へ続投要請する方針を固めつつあった。

 今後、ブラジル国内から好条件のオファーが届く可能性も高いが「私は日本が好きだ。J1なら残りたい気持ちは強い」と昇格を果たせば、続投への意欲もある。ブラジル代表監督候補にも挙がったことのある名将は、進退をかけて停滞気味のC大阪をJ1へ導く決意を固めている。

 ◆C大阪の現状

 優勝の可能性は消滅。2位以下は混戦で、C大阪にとって28日の広島戦は、次節試合のない2位山形に勝ち点3差に詰めるチャンスとなる。3位仙台が勝ち点58、4位湘南が同56、5位鳥栖が同55。C大阪は残り8試合で仙台、湘南、鳥栖との対戦を残しており、直接対決で勝つことがJ1復帰への最低条件となる。