J1残留の大目標を達成した磐田オフト監督(61)は、試合後の会見で自ら退任を切り出した。「明日は10時から練習し、月曜はオフで、火曜も10時から練習。そして私は休日に入る。辞めます。この4カ月のために来て、仕事をした。ジュビロは来季、フレッシュなスタッフでフレッシュなスタートを切る」。柔和な顔で、満足げに話した。

 8月31日に辻取締役から「力を貸してほしい」と頼まれ、今季限りのつもりで受諾した。最後の試合となったこの日の入れ替え戦は、後半終盤から立ちっぱなしだった。何度も指笛を鳴らして指示を送った。目的を遂げた試合終了の瞬間は手を2度たたいて喜び、全員と握手して回った。「ここ4年間は、少しずつチーム力が低下していた。新しい血液を注入する時期だと思う」。後任には柳下コーチの昇格が有力となる中、そう言い残して、残留を置き土産に引き際を飾った。【今村健人】