新しい福岡のベースを、篠田善之監督(37)が長崎で固める。長崎県島原市で1次キャンプに入った25日、福岡の篠田監督は「(リーグ戦)51試合を戦う基礎固めに、この1週間を使いたい」と話した。監督として初のキャンプには、栄養指導やチームワークを高めるメニューも取り入れる。

 雨の中、島原市営陸上競技場で始まった練習で、篠田監督は常に一番大きな声で指示を送った。「(15日の始動後)9日間も練習しているので、新たな気持ちで迎えられて良かった」と話す監督自身が、リフレッシュ策を抱えて初のキャンプに臨んだ。合宿2日目の26日は、食生活ミーティングを予定している。「すでに持っている知識の再確認も含めて、けが予防やコンディショニングに役立ててほしい」と、昨季からサプリメント提供を受けている明治製菓の協力で栄養指導を行う。キャンプ終了翌日の2月1日は、諫早青少年自然の家でASE(社会性育成)トレーニングだ。育成年代を連れて毎年、同施設に通った篠田監督が「U-13(13歳以下)やU-14の子は、地図だけを頼りに野宿や炊飯をさせた。今回は野宿抜きだが、グループでサッカーと関係ないことに取り組んで、コミュニケーションを深めたい」と“寄り道”を希望した。

 熊本から移籍したFW高橋泰(28)が「島原での目標は、自分のプレーを知ってもらい、自分も仲間を理解すること」と話すように、27人中8人の新戦力は、完全になじんではいない。指揮官は長崎での8日間で、篠田カラーを浸透させるつもりだ。【佐藤千晶】