Jリーグの今季日程が6日、発表され、J2仙台に「いばらの道」が用意された。J1昇格を争う難敵との対決が序盤に集結。3月8日の開幕戦で、J1から降格した札幌と敵地(札幌ドーム)で対戦した後も湘南、東京V、C大阪など優勝候補が控える。それでも手倉森誠監督(41)は「開幕7戦は優勝争いのように厳しいけど、勝って乗り切れば優位になる」と前向きに開幕ダッシュを誓った。

 ベガルタが描くVロードに強豪が立ちはだかった。昨季J1の2クラブ、J2で4、5、6位だったライバル-。白幡洋一社長(64)からロケットスタートを厳命されている手倉森監督だが「この7試合で勝ち星を積み上げれば、まさにロケットスタート」と悲観するどころか武者震いした。2戦目は岡山だが「JFLから昇格したばかりだけど(J2元年の岐阜に3-5で敗れた)去年の山形の例もある」と油断もしない。

 開幕戦は札幌。手倉森監督は「いいイメージがあるんだよ」と不敵に笑った。J2大分(当時)のヘッドコーチだった02年、開幕戦でJ2降格組の福岡に勝ち「あの接戦をモノにしてから6連勝。そのままJ1まで突っ走った」。くしくも同じ状況の開幕戦を制し、J1独走昇格を再現する。

 地獄の7連戦だが、光明はある。札幌をはじめ今季から新監督が指揮を執るチームは多い。対する仙台は続投。ヘッドコーチ時代を含めて3年目の手倉森監督は「去年までのサッカーを継続してレベルアップしてる仙台が優位。序盤に勝ち続けないといけない」とハードルも高く設定した。

 まずは札幌戦。95年のNEC山形(現J1山形)、01年の大分時代に監督だった石崎監督から「仙台がJ2で一番強い」と警戒されたことを伝え聞くと、手倉森監督は「今は石(崎)さんと連絡を取っていない。札幌に勝てばチームが勢いに乗る」。恩師を踏み台にするつもりで挑む。

 常に最高の結果をイメージするという指揮官は「6勝1分け、5勝2分けで行ければ、あとは上位を維持する戦いになる」と言った。チームはこの日、第2次キャンプ地の宮崎県延岡市に移動した。【木下淳】