J2福岡MF鈴木惇(20)が10戦勝ちなしと苦しむチームを「日本代表効果」で救う。1日は福岡市の雁の巣レクリエーションセンターで、3日の横浜FC戦(ニッパ球)に向けて調整。戦術確認やFK練習などを入念に行った。

 岡田監督率いる日本代表が、前日のベルギー戦を含めキリン杯2試合に快勝したことに刺激を受けた。テレビ観戦し、4月に招集されたU-20(20歳以下)日本代表候補合宿で岡田監督に教えられた「人もボールも動くサッカー」をあらためて認識。A代表に名を連ねているU-19日本代表で一緒だったC大阪MF香川の存在にも発奮した。

 この日の練習で鈴木は、参考にしているというMF中村俊ばりの左足FKにさらに磨きをかけた。「日本代表の活躍は刺激です。岡田監督から直接学んだことを生かして勝利に貢献したい」と意気込んだ。【菊川光一】