<J1:清水4-1G大阪>◇第17節◇11日◇万博

 J1清水はG大阪に4-1で大勝し、前半戦最終節を白星で締めくくった。昨年のアジア王者相手に堂々たる戦いぶり。相手ペースで進む苦しい試合展開だったが、2試合ぶりに先発復帰したGK山本海を中心に守備陣が踏ん張ると「点が取れそうな感じはあるけど、あまり口に出すと取れない。気楽にやりたい」と、話していた岡崎の先制点で勢いに乗った。

 前半16分、DF市川の右からのクロスにFWヨンセンが頭で落とすと、岡崎が鋭く反応。相手GKよりも一瞬早く足を出し無人のゴールに流し込んだ。後半11分、MF兵働の右CKからファーサイドでDF岩本、右足で合わせ追加点。さらに同18分、MF枝村が3点目。同37分には、途中出場のFW原が、とどめの4点目を決めた。

 前半戦を振り返り長谷川監督は「最近の試合は攻撃の形もできてきた。夏の陣を乗り切り、スパートをかけられるか」と、ここからの戦いを見据えた。敵地でつかんだ「勝ち点3」が、後半戦に向けた大きな「自信」を胸に、中3日で控えるナビスコ杯準々決勝(対浦和)にも弾みがつく前半戦のベストゲームだった。【為田聡史】