<J1:神戸1-0柏>◇第20節◇2日◇柏

 柏のネルシーニョ新監督(59)が、黒星発進にも降格圏脱出へ手応えをつかんだ。前半は途中でシステムを代えるドタバタはあったが、ハーフタイムにチームを立て直した。後半19分にセットプレーからの手痛い失点で0-1で負けたものの、両サイドのオーバーラップなど、ピッチを広く使って攻める多彩な攻撃を引き出した。

 「監督交代で練習日程にも変化があったが、選手はうまく対応してくれた。(無線機で指揮を執った)鹿島戦(7月25日)より、選手はオレが求めている動きをピッチ上で表現した」。気性の激しさで有名だが、穏やかな表情で振り返った。ハーフタイムのロッカー室でも怒ることなく、厳しい口調ではあったが、冷静に修正点をイレブンに伝えた。

 守備ラインを仕切ったDF近藤は「セットの1本が悔やまれるけど、内容は充実していた」という。名古屋時代の05年以来、1415日ぶりにJで指揮を執った同監督は「15位神戸に勝てば勝ち点で並ぶチャンスだったのに、大きなチャンスを逃した。これから2週間、フィジカルを高めてパワーをつければ、十分戦える」。敗戦の中にも、光明が見えてきた。【盧載鎭】