Jリーグの鬼武健二チェアマンが、JR大阪駅北側の8万人収容スタジアム建設へ本格的に動きだした。28日、日本協会の田嶋幸三専務理事とともに大阪市を訪れ、平松邦夫市長と会談。日本は2018、22年のW杯招致に動いており、本大会決勝が開催できる大型スタジアムの建設構想への協力を要請した。

 鬼武チェアマンは「構想が進むことで、W杯招致の追い風になる。商業施設併存のスタジアムが西日本にできたらと考えていたら、大阪のど真ん中に開発計画があるのを知った」と説明。平松市長は「応援したいが、一番大事な先立つもの(資金)がない。国立競技場としての建設にお力添えをいただきたい」と語り、国の事業として建設すべきだとの考えを強調した。