G大阪西野朗監督(54)がグアムキャンプ帰国から2日間のオフ明けで再始動した16日、FWの故障者続出に不安を口にした。大阪・吹田市内での練習で新外国人FWゼ・カルロス(26)が右ひざを痛め、FW4人が故障で離脱となってしまった。24日には今季公式戦初戦となるACL水原戦(韓国)を迎えるが「今は(キャンプで得た)収穫が何もない」とまで言った。

 ゼ・カルロスはグアムではベスト体重より5キロも重い95キロと調整が遅れ、練習試合は全3戦いずれも出場できなかった。この日のミニゲームには「メンバーに入れるつもりだった」と期待していた指揮官もがっかりだ。グアムではチョ・ジェジンが右手を骨折、ペドロ・ジュニオールは腰痛、ドドはひざ下の筋肉痛を発症。ゼ・カルロスもペドロも軽症を強調したが、西野監督は「FW4人の故障は想定外だった」と頭を抱える。「6冠全制覇」が目標だが、試練のスタートとなりそうだ。【堀まどか】