鹿島が日韓代表センターバック(CB)コンビでアジア制覇への第1歩を踏み出す。20日、茨城県鹿嶋市内でアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)初戦の長春亜泰戦(23日)に備え紅白戦を実施。主力組CBに岩政大樹(28)と新外国人イ・ジョンス(30)が入った。

 韓国代表招集などで鹿島合流が遅れたイにとって、長春戦までの本格的な実戦練習は、この日を含め3日のみ。昨季のレギュラーDF伊野波が内転筋に痛みを抱えていることもあるが、「即席コンビ」でACL初戦に臨む。練習後も、岩政とピッチ上で通訳を挟み、動きの確認を繰り返した。

 高さが持ち味の長春に対して、187センチ(岩政)と185センチ(イ)の日韓長身コンビは効果的だ。岩政は「イ・ジョンスには自分の感覚でプレーしてほしいと伝えた。言葉で確認できたから不安がなくなった」とコンビネーションに手ごたえを感じていた。