<天皇杯:グルージャ盛岡3-2札幌大>◇1回戦◇3日◇札幌厚別公園競技場
天皇杯初となるコンサドーレ札幌との“道勢対決”はならなかった。札幌大はグルージャ盛岡(岩手)に競り負け、5年ぶりの勝利を逃した。大粒の雨が降りしきる中、思うようなゲームプランで試合を運べなかった。あと1点が遠かった。元札幌の古川毅ヘッドコーチ(37)は「北海道代表として1回戦を勝って、北海道対決をしたかった。それをノルマにしていたので、非常に残念」と悔しさを口にした。
立ち上がりは硬さもあり、主導権を奪われた。前半30分に先制点を献上。だが、その失点で開き直った。同42分、FW金田拓也(3年)が相手GKの一瞬のスキを突き、ボールを奪って同点ゴール。勢いに乗った後半も決定的な場面をつくったが、チャンスをつぶした。同32分に勝ち越されると、その後は退場者を出すなど苦しい状況。最後は1点差に詰め寄るのが精いっぱいだった。先制点を挙げた金田は「コーナーとかチャンスはあったのに、決めきれなかった」と反省した。
この敗戦をステップにする。道予選の知事杯では、個々の能力でも試合を有利に進められたが、全国の強豪相手では組織的なプレーが求められる。日ごろの練習でもスペースを有効活用するサッカーを目指してきたが、さらに磨きをかけなければならない。MF清原圭介主将(4年)は「個人という部分では、全国では勝てない。自分たちのやっているサッカーは間違っていないと思うので、今後は細かいプレーを詰めていきたい」。12月の全日本大学選手権を見据え、さらなる進化を目指す。【石井克】



