<J2:福岡2-1千葉>◇第25節◇12日◇レベスタ
福岡が千葉を2-1の逆転で撃破し3連勝でJ1昇格圏の3位に浮上した。勝ち点差「2」で追う強敵に前半8分に先制されたが、今季最多1万2065人の応援に後押しされた。後半36分、途中出場のMF田中佑昌(24)が同点ゴールを奪うと、その7分後にFW城後寿(24)が逆転ゴール。大一番を制して06年にJ2降格して以来、5年ぶりの昇格に1歩前進した。
勝負をあきらめない福岡イレブンを天も祝福した。執念は1-1の同点で迎えた後半43分に実った。MF中町の縦パスを受けたFW城後がペナルティーアーク付近から左足で蹴ったボールは右に曲がりながらゴール左隅に吸い込まれる。その瞬間、稲光とともに「バリバリ~ッ」とごう音が響いた。城後はバックスタンドに猛ダッシュ。激しい雨の中、声をからすサポーターと喜びを分かちあった。
3位をかけた「ガチンコ勝負」だけに、歓喜に浸ったのは城後だけではない。試合終了のホイッスルと同時にベンチから篠田監督や控え選手がピッチに走る。まるで昇格を決めたような大騒ぎになった。城後は「すごく大きな勝ち点3。(入場者が)多くモチベーションが上がった」と興奮気味、篠田監督は「ジェフを引きずり下ろすのがテーマだった。終わった瞬間、飛び出してしまいました」と声をはずませた。
この日の勝利でホームゲームは8戦連続負けなしとし第4節以来、約5カ月半ぶりに3位に浮上した。9月にホームで上位2チームと対戦(12日千葉戦、26日柏戦)するため、クラブは千葉と柏のチームカラーの黄色をターゲットにする必勝月間として「STOP
THE
YELLOW!」のキャンペーンを展開。また、現在西鉄は臨時バス運行時に選手の声による車内アナウンスを行っている。サポーターの熱い声援やイベントによる盛り上げも好結果につながった。残り13試合。悲願の昇格まで「全員サッカー」で走り続ける。【菊川光一】



