<天皇杯:磐田2-1甲府>◇3回戦◇13日◇ヤマハ

 磐田が甲府に先制を許しながら、MF菅沼実(25)とMF山本康裕(20)のゴールで逆転勝ちした。11月17日の4回戦は浦和と対戦する。

 カテゴリーが下のJ2相手に、磐田は序盤から悪戦苦闘した。前半9分、約35メートル離れた相手の直接FKの場面。鋭く揺れるブレ球シュートを打たれた。GK八田がなんとか防ぎ失点にはつながらなかったが、戦前から漂う楽勝ムードから空気が変わった。カウンターを中心に攻撃を受けピンチを招いた。ボールを奪ってもパスミスから2次攻撃を許した。中2日で迎えた試合に「夏場ほどつらくはない」と柳下監督は言って送り出したが、序盤から相手を勢いづかせた。

 逆転でのナビスコ杯決勝進出を決めた川崎F戦(10日)から先発布陣を5人入れ替えた。再び中2日でアウェー広島戦(16日)を迎えるため、選手のコンディションを意識する一方で、MF西や那須ら主力も起用。出場機会の少ない選手とともに起用することでチームの底上げを期待したが、ゲームの主導権を奪うまでにはいかなかった。

 後半11分には、川崎F戦でプロ初ゴールを決めたFW山崎が入った。前線でドリブルを仕掛けるが、堅い守りを崩せない。すると終盤、ようやく試合が動いた。後半31分に失点を喫し、一時はリードを許したが、その2分後に追いついた。よもやの失点でスイッチの入った攻撃陣が一気に猛攻に出ると、MF上田の左クロスをMF菅沼が頭で合わせて同点弾。さらに同40分、左サイドから流れてきたボールを右サイドバックの山本康が左足ミドルでネットを揺らした。残り5分でようやく勝ち越し、辛くも4回戦進出を決めた。