コンサドーレ札幌の石崎信弘監督(52)は19日、24日の富山戦に向けて、U-18所属のFW三上陽輔(18)の1トップをテストした。前節甲府戦に先発した内村、試合当日に欠場となった宮沢のFW2人が腰痛のため別メニュー。内村は20日にも復帰予定だが、宮沢の復帰時期は未定で、最悪の事態に備えたオプションを確認した。

 負傷者続出のピンチを三上の“配置転換”でカバーする。札幌ドームサブグラウンドでの戦術練習に参加したフィールドプレーヤーは、ユースの練習生3人を含めても15人。村田コーチを入れ、ようやく8対8の戦術練習が可能となる状況だった。「裕樹(宮沢)も内村も、まだ戻れるか分からんしのお」と指揮官。それでも三上の動きについては「悪くはなかった。(起用の)可能性?

 あるかも知れん」と評価した。

 甲府戦では右サイドハーフで先発出場し初得点。後半25分から途中交代する同35分までは、わずか10分間ながら内村に代わって1トップを務めた。本人も「あまりボールに触れなかったが、動きだしの部分に手応えはあった」と振り返るなど自信が芽生えた。FWはユースでも経験しているポジション。あとは内村、宮沢のコンディション次第だが、サイドハーフとの兼務も気負うところはない。

 この日、午前は通学する札幌新川高で日本史、政治経済、古典の授業を受けてからトップチームの練習に参加。20日は午前練習後に授業に向かう。「ずっとサッカーをしていたいけど、勉強も大事」。多忙な高校生が、ピッチでも一人二役でチームの窮地を救う。【永野高輔】