<J1:鹿島2-1京都>◇第33節◇28日◇カシマ

 鹿島が17位京都を2-1で何とか振り切って2位に浮上し、来季ACL出場権確保の3位以内に望みをつないだ。オリベイラ監督(59)は不振の左サイドDFジウトン(21)に代えて、DF宮崎智彦(24)を先発に抜てき。さらに後半動きの落ちた精神的支柱のMF小笠原を、思い切って途中交代させるなどの「大なた」で、京都の猛攻をしのぎきった。12月4日の最終節では鹿島、G大阪、C大阪が勝ち点1差にひしめき、三つどもえでACL出場権を争う形に。MF青木は「大きな一戦。勝ってACLに行くのもあるし、2位で終わりたいというのもある。天皇杯につなげるためにもいい試合をしたい」と表情を引き締めた。