J2札幌の石崎信弘監督(53)が6日、札幌・宮の沢での戦術練習で、主力組右サイドバックに新加入DF日高拓磨(28)を起用した。左足腓骨(ひこつ)骨折などで出遅れたが、前節草津戦で初のベンチ入りするなど状態は万全。勝っている状況でのDF変更はセオリーでないが、明日8日の熊本戦(熊本県民総合運動公園陸上競技場)に向け、攻撃的“配置転換”で、昨年3月28日岡山戦以来406日ぶりの連勝を狙う。

 石崎監督は戦術練習で、右サイドバックを日高で固定。獲得時から主力として期待していただけに「もう違和感はないね。どこまでやれるか見てみたい」と話した。日高の故障で右サイドバックに入っていた高木純はこの日から、トップ下やボランチに入り攻撃の中心として躍動。「純平が前に入ると(FWの)三上を生かせるし、面白くなる」と相乗効果も期待した。

 日高にとっては札幌移籍後、初出場が近づいた。リハビリ中はクラブハウスに千羽鶴が届いた。草津戦の試合前練習では、札幌ドームの観客から盛大な日高コールを受けた。「覚えていてくれてうれしかった」。試合後はチームメートとパワーフードの「ジンギスカン」を食べ充電は完了。50メートル5秒台のスピードキングが、愛車ポルシェ級の加速で右サイドをぶっちぎる。【永野高輔】