J1仙台アンバサダー平瀬智行氏(33)らが15日、宮城・利府町の県サッカー場でサッカー教室を開催した。約400人が参加。同会場では全国から県サッカー協会に集まった子供用スパイクや防寒着などの支援物資が多数置かれ、被災した子どもたちが自由に選べるようにした。

 石巻市万石浦小に通う阿部隼人君(10)もサッカー教室に参加した。同地区や同小学校は津波の被害を受けた。阿部君の家は倒壊を免れたが、友人が亡くなった。つらいが「よく分からない」と震災から2カ月以上たった今でも現実を受け止められてはいない。震災の影響で近隣にあったスポーツ店も閉まってしまった。そのため新しいスパイクが買えなかった。全国から集まったスパイクを手に「うれしい。平瀬さんに会えたことも。将来はサッカー選手になりたい。好きな選手は梁です」と笑顔になった。【三須一紀】