<J1:清水3-1浦和>◇第16節◇18日◇埼玉
負けられない理由がある。決めなくてはいけない理由がある。清水FW高原直泰(32)が、かつて戦力外通告を受けた浦和戦で「見返し弾」を決めた。後半19分。FW大前の右クロスにダイビングヘッドで突っ込んだ。「埼玉スタジアムで成し遂げなくてはいけない気持ちが強かった。自分にも意地がある。結果を出せて良かったです」と、鋭い目つきで言った。
浦和所属時代の昨年6月。約2週間のオーストリアキャンプがあったが若手育成を進めるクラブ側の構想で高原はキャンプに同行せず、1人浦和で孤独に練習した。「ちょうど1年前のことを思いながら試合に臨んだ。僕はチームを追い出された身なんで」。忘れられない記憶だった。「自分がゴールを決めて勝たないと前には進めない。うれしかった」。屈辱を味わった場所で、32歳のストライカーが復活を証明した。




