<天皇杯:浦和0-1東京>◇準々決勝◇24日◇熊谷
J1昇格を決めた東京が、浦和に勝ち4強に進出した。前半20分にMF石川直宏(30)が右足で決勝点を入れ、後半は全員が体を張った守備で耐えた。過去に4強の壁に3度はね返されている。29日にはクラブ初の天皇杯決勝進出をかけ、C大阪(長居)と対戦する。名古屋が負け、リーグ戦の上位3チームがすべて敗退し、同4位・仙台のACL出場はなくなった。
前半は圧倒し、後半は耐えた。東京は前半、最前線から厳しくチェックし、速攻で次々とチャンスを作った。同20分、中央にしぼった石川が右足シュートを決め先制。運動量が落ちた後半は、猛攻を受けたが、全員がスライディングタックルなど体を張って耐えた。
石川は「今日の試合が成長の証しです。昨年までなら、後半に失点したかも。J2でもまれて勝ち癖がついた」。昨季は準決勝の鹿島戦で先制も、後半ロスタイム直前に逆転された。試合の流れに翻弄(ほんろう)された昨年は、その悪循環の繰り返しでJ2に降格した。
東京ガス時代を含め、4強には3度(97、08、10年度)進出も、すべて敗退した。主将のDF今野は「元旦にサッカーしたい」と言った。試合直後はサポーター席からクリスマスキャロルの替え歌が流れたが、引き揚げる際は「もういくつねるとお正月~」の大合唱に。C大阪に勝てば元日決戦だ。【盧載鎭】



