札幌のルーキーDF奈良竜樹(18)が、指揮官からDFラインのキーマンに指名された。18日、札幌ドームで行われた練習に初参加。通学する札幌国際情報高の授業があったために2日遅れの合流となり、新加入の選手と初対面した。「新しく入った人もやりやすい感じで、すごく楽しかった」。グアム合宿も初日からの参加が決まり、モチベーションも高まってきた。

 昨季、主力として活躍したDF山下がC大阪に移籍し、DFラインの再構築が最重要課題。今季、東京から元オーストラリア代表の新外国人DFノース(30)を獲得したが、まだ未知数な面もあり、計算はできない。そこで白羽の矢が立ったのが奈良だ。昨季、高校生ながら主力として終盤の7試合に先発。昇格に大きく貢献し、信頼をつかみ取った。石崎監督から「ディフェンスをしっかりやらないとJ1じゃかなわない。奈良に頑張ってもらわないと」と指名された。

 コンビを組む可能性のあるノースは札幌初の英語圏の外国人。奈良は札幌国際情報高では国際文化科に在籍しており、コミュニケーションに問題はない。「学校では週8時間は英語を学んだ。それを生かせれば。ノースには日本語を覚えてほしい」と笑わせた。3月1日に卒業式を終えるとプロとしての生活が本格的に始まる。石崎監督は「奈良ちゃんがプロになったら、ちゃんづけをやめないとな」。大人になったキーマンが、J1での戦いのカギを握っている。【松末守司】