<J1:浦和2-0磐田>◇第19節◇28日◇埼玉

 磐田は浦和の堅い守備の前に今季3度目の完封負け。3位浮上のチャンスを逃し5位に後退した。

 堅いブロックをつくる浦和の守備に苦戦した。戦前、森下仁志監督(39)は「相手は引いて守ってくる。これまでそういうチームを崩しきれていなかった」。ボールを支配しながら、右DF駒野を起点に攻め立てたが、守備の時に人数をかける相手にことごとくはね返される。前節札幌戦で3ゴールを奪ったセットプレーも鳴りを潜めた。

 攻撃の糸口を見いだせないままリードを許し前半終了。ハーフタイムに森下監督は「しっかりアイデアを持ってボールを動かす攻撃をしよう。守備はプレスをはっきり」と指示を出した。攻撃陣が沈黙する一方で、守備は高い集中力で相手を封じ込める。後半11分、GK八田が浦和FW原口を倒してPKを献上したが、自らセーブ。同17分にもビッグセーブでゴールを死守した。ディフェンスの奮闘で追加点を与えず、少ないチャンスを待った。

 後半15分にはJ2東京Vから加入したばかりのMF小林祐希(20)を投入。指揮官が「能力は高い。本職はボランチだけれど前の位置で使いたい」と、攻撃力を高く評価するレフティーを入れて打開を試みた。さらに、ケガで約2カ月間戦列を離れていたFW阿部吉朗(32)も入れた。最後まで攻撃的姿勢を貫いたが、同33分に痛恨の失点。勝てば3位に浮上する一戦で完封負けを喫し、2カ月ぶりの連勝も逃した。【神谷亮磨】