ミドルシュートが勝利への近道だ。J2山形は7日、アウェー福岡戦(10日、レベスタ)に向け、約2時間の練習を行った。練習前のミーティングでは、福岡の開幕戦(対東京V)の映像を確認。山形は愛媛戦では影を潜めた遠めからのシュートを積極的に狙い、今季初白星をたぐり寄せる。

 8対8の戦術練習から離れた両ボランチが、次々とネットを揺らした。MF宮阪政樹(23)とMFロメロ・フランク(25)は愛媛戦で先発出場したが、ともにシュート0本に終わり敗戦。宮阪は「ミドルは得意なので、どんどん打ちたい。シュートで終われば間延びも解消すると思う」。昨季ペナルティーエリア(PA)外から31本のシュートを放った司令塔は、カウンター対策も頭に入れている。

 守備的な相手を崩すには有効だ。福岡は初戦を1-0で勝利したが、PA外からのシュートで何度もゴールを脅かされた。映像を見たフランクは「引いてくると思うので、積極的に打てば選択肢は増えてくる」。ゴール前を固めてくるDFラインを引き出し、攻め込むスペースを作る考えだ。

 たとえ直接決まらなくても、その後のこぼれ球やセットプレーがゴールにつながる可能性は十分。開幕戦とは違う姿を見せ、どこからでも点が取れることを証明する。【鹿野雄太】