<J2:G大阪1-1北九州>◇第24節◇14日◇万博

 首位G大阪が20位の北九州と引き分け、2試合続けて白星を逃した。前半36分にMF岡崎建哉(23)が先制点を決めたが、その後2点目が奪えず。逆にPKから同点弾を献上した。シュート数では相手を圧倒しながらも、まさかのドローとなった。

 まさかの取りこぼしだった。G大阪が守備的な北九州相手にドロー。シュート数では17対4と相手を圧倒したが、決定力不足で、2試合続けて白星を逃した。直接FKから何度も追加点を狙った日本代表MF遠藤は「2点目を取れなかったのが大きい」と、悔やんだ。

 前半36分、相手DFのクリアミスをFWで起用されたMF岡崎が右足で押し込み、先制点を奪ったが、なかなか追加点が奪えず。逆に終盤、数的に有利な状況ながらDF藤春が相手を倒してPKを与え、同点ゴールを献上。ピッチは雨でぬれており、ボールのバウンドが変わる不運もあったが、日本代表DF今野は「最悪の事態。悪夢みたいなことが起きてしまった」と顔をしかめた。

 長谷川監督は「どこかでこういう時期は来ると思っていた。今は踏ん張りどころ」と前を向いた。20日は勝ち点50で並ばれた2位神戸とホームで直接対決となる。ドイツから復帰したMF宇佐美、新加入のFWロチャが出場可能。指揮官は「(神戸戦は)いよいよだなと思っている。来週から新しい選手も使えるので、何とか勝ち点を上乗せできるようにしたい」と、阪神ダービーでの必勝を誓った。【福岡吉央】