<J2:G大阪5-0水戸>◇第33節◇15日◇万博

 G大阪が1年でのJ1復帰へ、カウントダウンに入った。大雨の本拠地万博で元日本代表のFW宇佐美貴史(21)が2得点を挙げるなど、水戸に大勝。宇佐美は7月の加入後、天皇杯を含む公式戦10戦10発の大爆発だ。敗戦なら首位陥落の危機を乗り切り、3戦ぶり勝利を飾った。残り9戦でJ1自動昇格圏外の3位長崎と勝ち点14差。圧倒的強さで10月中にもJ1昇格が決まる。

 大型の台風18号が急接近した本拠地万博で、G大阪のJ1復帰への勢いが加速した。前が見えないほどの大雨。3連休の中日とはいえ観衆は6559人だけ。それでも攻撃力は衰えるどころか、試合が進むにつれ、増していく一方だった。まずは前半20分に遠藤のCKを、宇佐美が頭で合わせ先制。後半に2点を追加すると、同34分には再び宇佐美がゴール前のこぼれ球を押し込んだ。二川がとどめを刺して計5ゴールだ!

 7月にドイツから復帰した宇佐美は、これで公式戦10戦10発(リーグ9戦9発)。耳にキラリと光るピアス、首には金のネックレスをかけたエースは胸を張った。

 「(1点目は)ゴール前で待っていたら、すごくいいボールが来た。頭が引き込まれるようでした。とりあえず残り全部勝って、J2で優勝する。1試合1点ペースで決め続けたい」

 10月中のJ1昇格が現実味を帯びてきた。敗戦なら2位神戸に首位を譲る苦境も乗り越え、3戦ぶり白星で自動昇格圏外の3位長崎と勝ち点14差に広がった。残り9戦。まさに昇格へのカウントダウンに入った。

 来季を意識して、この日から最終ラインを高い位置にした“J1仕様”になった。DF今野は「積極的なラインの上げ下げをしたので、今日は今までと違ったガンバだったと思う。強くなってJ1に戻る。(来季を)見越している」と説明。長谷川監督も「いい入り方ができて追加点も取れた。(守備陣は)最後まで集中してゼロに抑えてくれた」と満足そうだ。西の名門がJ1に戻る日が、迫ってきた。【益子浩一】