J2札幌の9選手が7日、交通安全運動の一環で札幌市内の5小学校の入学式を訪問した。札幌山鼻小では、DF上原拓郎(22)FW榊翔太(20)と、ドーレくんが登場。全校児童510人にホーム試合の親子招待券をプレゼントするなど、新1年生80人の船出を祝福した。

 プロ1年目の上原拓は「僕も同じ1年生と言おうと思っていましたが、忘れました」と緊張気味ながらも、教員免許を持つだけあって、ステージ上では堂々とスピーチ。サッカー漬けだった自らの小学生時代を振り返り「夢を持ってほしい」と語りかけた。

 札幌大谷地サッカー少年団の総監督も務める渡辺元校長(57)は「榊くんも上原くんもかつての対戦相手。立派に成長してくれてうれしい」と再会を喜んだ。日本代表MF本田圭佑(27)のファンという西田歩夢くん(6)は「(2人が来て)うれしかった。僕もサッカー選手になりたい」と希望をふくらませた。初々しい1年生とふれ合い、上原拓は「新入生からエネルギーをもらいました」と、次への力にしていた。