清水は15日、次節アウェー徳島戦(19日午後2時、鳴門大塚)に向けて2部練習で調整を再開した。午前中に行われた10対10のミニゲームでは、FW高木俊幸(22)が主力組を相手に軽快な動きを披露。MF石毛秀樹(19)のパスからゴールも決め、「少し強引な部分もあったけど、感覚は良い」と3試合ぶりの先発へ猛アピールした。

 今季は開幕名古屋戦で1号を決めた。しかし、その後は無得点。さらに、東京戦後の練習で右足太ももを痛めて戦列を離れると、合流後の大宮戦はベンチからホーム初勝利を見届けた。「喜び切れないのが正直な気持ち。やっぱりピッチにいたい」と胸中を明かす。

 本職とする両サイドFWは現在、左にFW大前元紀(24)を固定。右サイドは、石毛とMF河井陽介(24)が流動的に務めている。高木俊は「サイドは自分のポジション。取り返す」。今季初の3連勝を懸けた徳島戦まで残り3日。全力で定位置を奪いにいく。【前田和哉】