<J2:水戸4-1磐田>◇第33節◇23日◇Ksスタ

 磐田はアウェーで18位の水戸に惨敗した。快勝した前節北九州戦と同じメンバー、戦術で挑むも、相手のプレスに慌ててロングボールを蹴る悪循環に陥り前半はシュート0本。0-2で迎えた後半10分にMF松井大輔(33)のゴールで追い上げるも、終盤に立て続けに2失点。立ち直ったかに思えた守備が再び崩壊した。

 松井は「J2の戦い方に対しての自分たちのサッカーができてないから、この順位にいるし苦しんでいる」。劣悪なピッチ状況に加え、プレスを受けるとボールをつなげなくなる弱さをも露呈した。松井は「練習からボールキープ、ポゼッション、ビルドアップをやらないといけない。1人抜けばいいけど、それがサッカーでは難しい。J2相手にこんなようでは、まだまだという気持ちはある」。前進したかと思えば逆戻りする。J1昇格がまた、遠のきつつある。【岩田千代巳】