J2札幌の野々村芳和社長(42)が、7日に川崎F・DF稲本潤一(35)と直接交渉に臨むことが3日、分かった。同社長は11月23日の最終磐田戦後のセレモニーで、獲得オファーを出したことを公言。稲本は6日に最終戦を控えており、終了直後の7日に速攻で本人のもとを訪れ、クラブの熱意を伝える。
社長の直接出馬が「12・7」に決まった。同社長は「本人と会い、札幌でやる上での、やりがいを伝えたい」と話した。現在、札幌のほかに同カテゴリーの福岡がオファーを出しており、条件面では福岡が年俸約2000万円、札幌が約1300万円(推定)と開きがあるとみられる。この差を埋めるため、同社長が素早く動き、誠意をもって稲本の心を突き動かす。
今年1月にオーストラリアに渡り小野を口説いた同社長。社長就任前はサッカー解説者も務めていただけに“口略”の腕は確かだ。「まずはうちがどういうサッカーを目指し、稲本選手が入ったら、どれだけ面白いチームになるか。そして札幌という街の素晴らしさ。さらに熱心なサポーターの存在を伝えたい」とプレゼン準備は万全。チーム、街、ファンと3つの武器をアピールし、あとはアドリブを加え、一気に札幌の好印象を焼き付ける。
小野も加入時に「社長と話したときの印象が、移籍を決めたポイントの1つだった」と話しており、交渉の切り札的存在になっている同社長。今後、ライバルが増える可能性はあるが、「魔法の言葉」で元日本代表獲得を目指す。




