ACミランの日本代表FW本田圭佑(29)の歯に衣(きぬ)着せぬ発言が、イタリア国内でも反響を呼んでいる。クラブを取り巻くすべての状況に対しての批判ともとれる強烈な発言を6日付同国主要スポーツ紙がそろって報じた。

 本田が6日、W杯ロシア大会アジア2次予選のシリア戦に向けた練習後、発言の真意とも取れるようなコメントをした。取材エリアで報道陣に囲まれると「本気でトップを目指している人間として、ただ意味もなく行動することはない」と切り出した。額に汗をにじませながら「目指すところがあって、そこからすべて逆算して行動している。逆にいえば、目指すところにふさわしくない行動はしたくないというのが、自分の哲学」ときっぱり。「それが自分が自分であるためのこと」と締めくくった。それはクラブでの発言の真意かという質問も続いたが、協会関係者に打ち切られた。