日本代表のザッケローニ監督がリストアップしている米MLSの昨季王者コロラド・ラピッズDF木村光佑(27)が、27日に米ワシントンDCのホワイトハウスに招待されることが24日、分かった。米国4大スポーツ優勝チームの訪問は恒例だが、MLSの招待は今回が初めて。木村は「米国のサッカー発展にもつながる」と喜んだ。日本人プロスポーツ選手としてはホワイトハウスに招待されるのは、野球でワールドシリーズを制した99年伊良部秀輝(ヤンキース)、08年松坂大輔、岡島秀樹(ともにレッドソックス)に続き4人目でサッカー界では初めて。

 26日のコロンバス・クルー戦(アウェー)後、選手、監督、サポーターら総勢40人でホワイトハウスに出向く。全員があいさつする機会が与えられ、オバマ大統領からは祝福の言葉がかけられる。写真撮影や表彰も予定されている。木村は「今回の東日本大震災ではいち早く援助隊を派遣してくれたし、軍や赤十字を通じて多くの援助をいただいたことに対して、日本人を代表してお礼を伝えたい」と心待ちにしていた。