インテルミラノ日本代表DF長友佑都(24)が7月30日、アイルランド・ダブリンで行われたプレシーズンマッチ、セルティック戦で右肩を脱臼し、緊急交代した。31日午前にイタリアに戻り、8月1日から精密検査を受ける予定。クラブは長友が6日に中国・北京で行われるイタリアスーパー杯ACミラン戦のメンバーから外れることを発表。10日の日本代表の韓国との親善試合も欠場が濃厚だ。
W杯アジア3次予選の対戦相手が決まり、初戦まであと1カ月の大事な時期に、長友が悲劇に見舞われた。左MFで先発して迎えた前半7分、相手の肩にかけた右手を素早く引っ込めた際に肩を脱臼。痛みに顔をゆがめ、ピッチサイドに座り込んだ。駆けつけたチームドクターは即刻ベンチへ交代のサインを送った。
病院で腕を固定する応急処置後にスタジアムに戻ったが、イタリアスーパー杯出場の夢は消えていた。ガスペリーニ監督は試合後「北京で長友は出場できないだろう」と、帯同メンバーから外す方針を決断。長友は31日朝にはチームドクターとともにイタリアに戻り、今日1日から精密検査を受ける。イタリア紙ガゼッタ・デロ・スポルトは手術の可能性も指摘している。
長友は09年10月25日にも試合前の練習で右肩を脱臼した。患部を固定して強行出場したが、前半25分で交代。この日の脱臼後の様子を見ると、その際より悪い可能性もある。一方で09年は脱臼からわずか9日後のナビスコ杯決勝に途中出場する、驚異の回復力とメンタルの強さを見せた。
大きな問題がなければ、8月末のセリエA開幕を目指して調整するとみられる。9月2日に予定される日本代表の北朝鮮とのW杯アジア3次予選開幕戦にも間に合うことになる。ただし、10日の韓国戦欠場でぶっつけ本番となる。日本の左サイドのキーマンだけに、不安を残しそうだ。(波平千種通信員)

