アジア大会が行われるジャカルタの体操会場は16日時点で、まだ完成しておらず、競技初日となる20日の男子団体が迫っている。会場は電気ドリルの音が鳴り響き、多くの資材が置かれている状況。視察した女子日本代表の田中監督は「全くできてませんでしたね」と苦笑いしてから「ちょっとビックリしましたが、みんな同じ条件。しょうがない」と語っていた。一方、工事スタッフは「パーフェクト」と予定通りという。

 日本代表は会場の隣にある場所で練習。大会で使用される中国メーカーの床の感触などを確認した。床は硬いため腰などの負担が大きいだけでなく、反発が少なく、跳躍の高さが出にくいという。女子の内山コーチは選手の技の変更も視野に入れながら「うまく合わせられれば」と話した。