陸上の世界選手権の日本代表が31日、羽田空港着の航空機で北京から帰国した。

 男子50キロ競歩で銅メダルを獲得した谷井孝行(32=自衛隊)は帰国後、メダリスト会見に臨んだ。五輪と世界選手権を通じて日本競歩初の表彰台で来年のリオデジャネイロ五輪代表にも内定した。「どんどんレベルを上げて、リオでは今回以上の結果を出したい」と銅以上のメダル獲得を宣言した。

 男子200メートルで準決勝に進出したサニブラウン・ハキーム(16=東京・城西高2年)は「いい経験になった。今後につながる」と収穫を口にした。来年リオデジャネイロ五輪に向けては「走りを磨いて派遣標準記録を切って、日本選手権で勝ちたい」とプランを立てていた。