「福島サンタ」から子どもたちにクリスマス・プレゼントが贈られた。陸上の短距離女王、福島千里(27)、北風沙織(30)ら北海道ハイテクACのメンバー6人が23日、北海道・恵庭市内のインドアスタジアムで行われた、札幌陸協主催の「陸上クリニック」に参加し、集まった60人に直接指導した。

 約2時間半、練習方法を伝えたほか、チームの選手も参加して行われたリレーでは、大人げなく? 子どもたちをぶっちぎって勝利したが、大会はもちろん、練習でも決して手を抜くことをしない女王の「本気の走り」を見せることで、アスリートのすごみを伝えたかった。

 また、イベント終了後には参加者全員に景品が当たるくじなども行われ、プレゼントを受け取った子どもたちの表情には笑顔が広がっていた。福島は「みんなにいいクリスマス・プレゼントになったかなぁ。毎年、違ったことをやってまた来たいなと思ってくれるようなイベントにしたい。子どもたちにはエネルギーをもらいました」と話した。

 リオデジャネイロ五輪イヤーの来年は、5日から始動する。「しっかり練習していきたい」と3度目の五輪に照準を定めていた。