<陸上:丸亀国際ハーフマラソン>◇5日◇香川・県立丸亀競技場発着

 男子マラソンでロンドン五輪代表候補に名乗りを上げる公務員ランナー、川内優輝(24=埼玉県庁)は自己ベストの1時間2分18秒で27位だった。

 優勝したマシュー・キソリオ(ケニア)が序盤から飛ばす中、川内は今月26日の五輪選考レースの東京マラソンを見越し、自らの設定ペースに合わせて走った。順位こそ27位だったが、東京に向けた試運転は上々。「東京での2時間7分台に自信をつかんだ。気候もよく走りやすかった。本当にいいレースになったと思う」と満足感をただよわせた。

 なお、ハーフマラソン世界歴代3位の記録を持つキソリオが、1時間0分2秒で優勝。日本勢トップの5位に1時間1分31秒で高林祐介(トヨタ自動車)、6位には北京五輪マラソン補欠の藤原新(東京陸協)が入った。