名古屋ウィメンズマラソンを2時間23分34秒で優勝し、8月の世界選手権(モスクワ)の代表切符を手にした木崎良子(ダイハツ)がレースから一夜明けた11日、名古屋市内で記者会見し「20分前後じゃないと世界で戦えない。名古屋より一段階上の練習ができれば可能性はある」と16位だったロンドン五輪に続く大舞台へ意欲を燃やした。

 全く眠れなかったレース前夜と違い、目標を成し遂げたとあって「爆睡した」と晴れやかな表情だった。

 2004年アテネ五輪金メダルの野口みずき(シスメックス)は終盤に失速したが3位で復活を示し、代表入りが確実視される。「まだ分からないが(強豪との争いは)楽しみ」と世界選手権への思いを口にした。この日は午前2時半に目が覚めてレースを思い返していたという。「最後は悔しいなとあらためて思った。充実感もある」と笑顔を見せた。