総合首位のスティーフェン・クルイシュウィック(オランダ=ロットNL・ユンボ)が落車でタイムを失い、エステバン・チャベス(コロンビア=オリカ・グリーンエッジ)が首位に躍り出た。

 クルイシュウィックは大会最高標高2744メートルのチマ・コッピ、コッレ・デッラニェッロ山頂からの下りで緩やかな左カーブを曲がりきれず、路肩の雪の壁に激突して落車。一度は走り出したが、再びストップしチームカーが来るのを待って自転車を変えてリスタート。ゴールはトップから4分54秒遅れの16位となった。

 レースは残り5キロ付近で飛び出したビンチェンツォ・ニバリ(イタリア=アスタナ)が逃げきって独走V。51秒遅れの2位にミケル・ニエベ(スペイン=チームスカイ)、53秒遅れの3位にチャベスが入った。

 この結果、チェベスが総合首位に浮上。44秒遅れの2位にニバリとなり、クルイシュウィックは1分5秒遅れの3位に後退した。

 山本元喜(NIPPOヴィーニファンティーニ)は36分31秒遅れの136位で、総合は4時間11分27秒遅れの152位。