<高校総体:卓球>◇13日◇青森市◇男女学校対抗決勝

 青森山田(青森)が2年ぶりの男女アベック優勝を逃した。男子は決勝で野田学園(山口)相手に苦しんだ。それでも丹羽孝希(2年)が奮闘し、シングルスとダブルスを取って3-2で7年連続14度目の優勝を飾った。しかし女子は2-1からシングルスを2戦続けて落とし、四天王寺(大阪)に逆転で優勝をさらわれた。

 青森市で行われたインターハイ卓球団体決勝で、地元アベックVを目指した青森山田は男子が優勝、女子は準優勝に終わった。男子の優勝は7年連続14度目。野田学園と接戦になったが、エースの丹羽が単と複でポイントを挙げるなどして振り切った。

 吉田安夫監督(78)にとっては熊谷商、埼玉工大深谷時代を含めて25度目の優勝。95年から青森山田の監督になり、かつてのライバル青森県のため奮闘。特に今年は地元開催のインターハイで「優勝できてよかった」と、ホッとした表情だ。

 一方女子は四天王寺に善戦したが2-3で惜敗。こちらはかつて仙台育英を全国優勝に導き、平野早矢香らを育てた大岡巌監督(59)が昨年から就任した。「よく頑張ったが、リードしても受け身になり、11点までまとめきれない。まだ経験不足」と巻き返し宣言だ。