ジャンプの個人ラージヒル(HS134メートル、K点120メートル)でソチ五輪銀メダルの葛西紀明(42=土屋ホーム)が、2回合計227・3点で11位に終わった。

 1回目に129・5メートルで7位につけ、誰もが逆転を期待したが、2回目は119・5メートルと飛距離を伸ばせず順位を落とした。「風が当たらなかった。2回目は重心がつま先に行く悪い癖が出てしまった」と振り返った。これで個人種目が終わり、6大会ぶりの個人メダルには届かなかった。28日の団体戦で雪辱を期す。

 他の日本勢は、初出場の小林潤志郎(雪印メグミルク)が13位に健闘。不運な風に当たった竹内択(北野建設)は24位、伊東大貴(雪印メグミルク)は28位だった。勝ったのはセベリン・フロイント(ドイツ)。