東京を名乗るな-。日本バスケットボール協会の改革を主導するタスクフォースの川淵三郎チェアマン(78)は26日、都内で男子のナショナルリーグ(NBL)とナショナルリーグ2部(NBDL)のチームとの意見交換会に出席した。25日に発表した来年発足する新リーグの参加条件の細部を話し合う中で、「東京」と名の付くチームがTKbjリーグと合わせて7チームあることを疑問視した。

 川淵チェアマンは「東京が多すぎて、分かりづらい」と独自色を出すためにも、区や市名への変更を勧めた。NBL2部のNBDL10チーム中4チームのチーム名に「東京」が入っていることには「東京を名乗るのは早いんじゃない? 飛躍したとき、東京に変えれば」と続けた。

 新リーグ理念の地域密着のためには、「おらが町のチーム」になって根付くかが重要。NBDLの東京エクセレンスは板橋区との関係も深く、チーム名の変更も考えている。

 新リーグの申し込みは4月1日からで、リーグを運営する社団法人がチームを1~3部に選別する。