世界5位の錦織圭(25=日清食品)が、世界のテニス界で、現在、最も物議を醸し出す選手と練習した。

 相手のロソル(チェコ)は、先週のミュンヘンの大会準々決勝でマリー(英国)と対戦。コートチェンジの際に、マリーに肩をぶつけ一触即発のムードになった。

 マリーは、コート上で「ツアーで、みんながお前のことを嫌っている」と挑発。ただならぬ気配が漂った。

 ロソルには前科がある。12年ウィンブルドン2回戦でナダルを破った試合中、やはり肩をぶつけてナダルの反感を買っていた。しかし、錦織は、この日、まったくそんなことも感じさせないほど笑顔で練習。最後はがっちり握手し、ツアーの嫌われ者にも好感度アップだった。