世界ランキング12位の日本が、同11位のサモアを26-5で破り、初の1大会2勝を挙げて目標の8強入りへ望みをつないだ。

 日本は前半8分、FB五郎丸歩のPGで3点を先制すると、サモアの焦りを誘発した。立て続けのシンビンや、ノックオンなどのミスを重ねるサモアに対し、日本は第1戦の南アフリカ戦勝利時と同じように、懸命なタックルで耐え抜いた。守備では1トライに抑え、攻撃でも前半24分の認定トライに加え、同41分にはWTB山田章仁もトライ。五郎丸は4PG2Gで16得点を挙げ、マンオブザマッチに輝いた。

 エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチは「FWがすばらしく、シャットダウンした」と守備で結束した選手をたたえた。11日(日本時間12日早朝)の1次リーグ最終戦米国戦に向け「米国戦はタフな試合になる。日本の過去をみると、24年前に1勝。もうその2倍。歴史は塗り替えた。来週も勝って8強に進みたい」と、最善の準備を図る。