世界スカッシュ連盟(WSF)は6日、2020年東京五輪の追加種目選定で大会組織委員会の提案から落選したことを受け、国際オリンピック委員会(IOC)に経緯説明を要求したと発表した。

 スカッシュは13年のIOC総会でも20年五輪の実施競技で1枠を争ったレスリング、野球・ソフトボールとの最終選考で落選。12年ロンドン、16年リオデジャネイロ五輪でも採用候補から外れた経緯を踏まえ、ラマチャンドラン会長は「理解しがたい。低コストで日本にメダル候補もいる。同じ機会を与えられるべきだ」との見解を示した。

 大会組織委は野球・ソフトボール、空手、ローラースポーツのスケートボード、スポーツクライミング、サーフィンの5競技、計18種目を提案し、最終候補に残ったスカッシュは外れた。IOCは来年8月の総会で追加種目を正式に決める。