2020年東京五輪・パラリンピック公式エンブレムが26日、大会組織委員会の「顔」になった。

 都内の事務所にエンブレムのパネルが到着したのは午前11時過ぎ、これまで受付に飾られていた桜の招致ロゴに代わって約1メートル四方の「組市松紋」が取り付けられた。事務所を訪れた作者の野老朝雄(ところ・あさお)氏は「うれしい」と感慨深げだった。27日には都庁にも同様のパネルが取り付けられる予定。遠藤利明五輪相の大臣室などに掲出されるポスターは、急ぎで25セット(50枚)が発注されたという。連休明けにはポスターも大量発注される見込みで、ピンバッジなど関連グッズの製作もスタートする。