昨年4強の第6シード錦織圭(26=日清食品)は初戦で世界ランキング31位ファビオ・フォニーニ(28=イタリア)を6-2、3-6、7-5のフルセットで下し、苦しみながらも初戦を突破した。

 錦織は、第1セット第1ゲームからいきなりブレークするなど4ゲーム連取、6-2であっさり先取した。

 しかし、第2セットで暗転。お互いキープし合う展開で迎えた第8ゲーム。錦織にミスショットが続き、フォニーニにブレークされるとそのまま第2セットを奪われた。

 最終セット第7ゲーム。錦織は痛恨のダブルフォルトでフォニーニにブレークを奪われたが、第10ゲームでブレークバックし振り出しに。最後は第12ゲームで錦織がブレークし、勝利を収めた。

 錦織は「セカンド(第2セット)からリズム崩してをしまった。ファイナル(最終セット)も競った中でしたけど、勝てて良かったです。消極的な守りのプレーになっていた。自分から動いていくように、最後の数ゲームは意識していた」と振り返った。

 3回戦では世界ランク12位のガスケ(フランス)と対戦する。