国際スキー連盟(FIS)のカスパー会長(スイス)は21日、2026年冬季五輪招致でオーストリアのインスブルックに期待感を示した。国際オリンピック委員会(IOC)理事でもある同氏は、立候補を決めれば「素晴らしい機会になる」と述べ、ザルツブルク(オーストリア)やイタリア、ドイツの都市と共催の可能性にも言及した。AP通信が報じた。

 26年冬季五輪は札幌市が招致を目指す意向を表明し、スイスやカナダ、スウェーデンも関心を示している。五輪は18年冬季が平昌(韓国)、20年夏季は東京、22年冬季が北京と3大会連続でアジア開催となるが、同氏は「26年は欧州の順番とは言わない。札幌もチャンスがある」と述べた。