世界5位の錦織圭(27=日清食品)が5セットの3時間34分の辛勝で、7年連続の初戦突破を果たした。

 同45位のクズネツォフ(ロシア)に5-7、6-1、6-4、6-7、6-2で勝ったが、相手の鋭いショットにてこずり、何度も打球の時に芯を外した。「タフな試合だった。でも勝てて良かった」。

 出だしは緊張からか「足が動いてくれなかった」という。球に追いつくのが半歩遅く、第1セットを落とした。しかし、続く2セットを連取し、セット2-1とリードした第4セット。タイブレークで5-2と大きくリードしながら、4点を連失。逆転されたが、最終セットで疲れのある相手に対し、1オールから3ゲームを連取して突き放した。「第4セットで勝つべきだった」と反省ばかりだった。

 2回戦では、同72位のシャルディー(フランス)と対戦する。対戦成績は錦織から4勝2敗。